残り湯で洗濯を翌日にしてもいい?衛生面を意識した4つのコツ!

残り湯で洗濯を翌日にしてもいい? 衛生面を意識した4つのコツ! 洗濯の知恵
残り湯で洗濯を翌日にしてもいい? 衛生面を意識した4つのコツ!

洗濯機を回していると、どうしても気になるのが「水道代」

定番と言える節約方法は『残り湯洗濯』ですが、実際に自分がやってみようとなると分からない事も多くあります。

お風呂の「残り湯」を再利用して洗濯するのは「経済的」と思いますが一方で気になるのが、「雑菌」などの『衛生面』です。

今回は「衛生的」に『残り湯』で洗濯できる『4つのコツ』を紹介します。

残り湯で翌日に洗濯する衛生的な4つのコツ

お風呂の残り湯を選択で使用すると、「年間2,000円~6,000円」の節約につながると言われています。

しかし、心配なのは『衛生面』

お風呂で使用した『お湯』を洗濯で使用しても汚くないのか?雑菌の繁殖はないか?など気になる方も多いと思いますので、衛生的にお風呂の残り湯を使用するテクニックを4つ紹介します。

洗濯時間を早くする

お風呂の「残り湯」は時間の経過が長ければ長いほど「雑菌」が増殖します。

「残り湯」を使用するタイミングとしては、家族全員がお風呂に入った後、すぐに「残り湯」を洗濯に使ってしまった方がBESTです。

「雑菌」が少ないだけでなく、お風呂の「残り湯」もまだ温かいので、洗濯物の汚れ落ちもかなりよくなります。

残り湯は洗いのみに使用する

洗濯機には「洗い」と「すすぎ」の工程があるのをご存知でしょうか?

洗い」=洗剤と水で洗濯物洗う(汚れを落とす)

すすぎ」=「洗い」で付着した洗剤を綺麗な水で洗い流す

衛生面を意識した効果的な残り湯の使用は「洗い」のみ使用する事です。

「すすぎ」に「残り湯」を使用してしまうと、洗剤で洗った洋服に「雑菌」がまた付着してしまいます。

洗濯機の性能によっては「すすぎ1回」もありますので、その際は「水道水」で「すすぎ」をおこなってください。

「すすぎ2回」が出来る洗濯機でも「最後の1回」は必ず、「水道水」を使用して下さい。

お風呂は体を洗ってから浴槽に入る

お風呂の「残り湯」を洗濯で使用するなら、出来るだけ「綺麗な残り湯」を使いたいですよね?

お風呂の「残り湯」を綺麗な状態で使う為に意識することは、「身体を洗ってから浴槽に入る」事が、「残り湯」を出来るだけ綺麗に保つ方法です。

まずは湯船にいきなり浸かって、温まる。という人も大勢いらっしゃると思いますが、丸1日の体に付いた「汚れ」や「菌」が全てお湯に付いてしまいます。

これはお風呂を使用する『家族の協力』が必要になります。

次に入る人の為にも、浴槽に浸かる前には体を洗うように習慣化しましょう。

浴槽内に浮かんだ皮脂汚れを取り除く

家族が入った後のお風呂をよ~く見ると、お湯や浴槽のふちに「汚れや垢」が浮いていたり、溜まっていたりしていませんか?

身体を洗ってから浴槽に浸かるのと合わせて、浴槽から出る時は浴槽の中の「汚れや垢」を取り除くように意識しましょう。

浴槽内の「汚れや垢」が減れば、残り湯を綺麗な状態で使用できますし、「雑菌」の増殖も何もしない時より抑えることが出来ます。

残り湯で洗濯する3つのメリット

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お風呂の「残り湯」を洗濯に活用するとどんなメリットがあるのでしょうか?

水道代の節約

毎日の洗濯で「洗い工程」で使用する水の量は「40~50リットル」(洗濯量で変動)ですが、それを「残り湯」で補えば「毎月400~500円程度」の水道代節約に繋がります。

年間だと5,000~6,000円は節約できます。

一人暮らしの方ですと金額が下がる可能性がありますが、決して見逃せない金額です。

節水

洗濯で使用する「1日50リットル」の水を、残り湯で補っていくと「毎月1,500リットル前後」節水する事が出来ます。

経済的にも環境にも優しいですね。

洗濯物の汚れが落ちやすい

洗濯の時に使う洗剤、特に「粉末」は水よりもお湯の方が溶けやすく、洗浄能力も高くなります。

その結果、洋服の汚れが落ちやすくなるんですね。

水道水を使えば「冷たい水」ですが、「残り湯」を使用すれば温かいお湯で洗濯出来ます。

前の日に「40℃」で設定したお風呂であれば、最後に浴槽に「フタ」をしておけば、翌日でも「20℃前後」の温かさを保つ事が出来るので、汚れを落とす効果に期待できます。

残り湯は翌日になると菌の数は〇〇〇〇倍に!

お風呂の「残り湯」を洗濯に使用すると経済的にも環境にも優しいとお伝えしましたが、やはり気になるのは「菌」の問題だと思います。

お風呂に入っていると前に入った人の「汚れや垢」が浮いている事もありますし、自分自身の「汚れや垢」も当然、出ている事でしょう。

そんなお風呂のお湯を洗濯に使って良いのか?

「菌」は実際に目に見えないので心配ですよね。

衛生微生物研究センターという所が、「お風呂の細菌数」を調査していました。

  • 入浴後の残り湯を洗濯に使用できるか?
  • 追い炊きして翌日に入浴してよいか?

この2つの視点で調べたようです。

結果は、1ミリリットルあたりの細菌数

  • 入浴前・・・数十個
  • 入浴直後・・・数百~数千個
  • 一晩放置後・・・数十万~数百万個

恐ろしい結果が出ました。

「雑菌」の数が入浴直後の約1,000倍にも増えていました。

衛生微生物研究センターによると、「病気になる心配はないが、残り湯を放置すると雑菌が大量増殖するので衛生的とは言いがたい」とされています。

また、お風呂の「残り湯」は出来るだけ、「その日のうちに使った方が良い」という見解を出しています。

残り湯を使った洗濯方法

「残り湯」を使って洗濯をする事は、通常の洗濯よりも手間が掛かってしまいます。

全自動洗濯機であれば「スタートボタン」一つで終わる事がお風呂の「残り湯」を使う事で工程が一つ増えてしまいます。

それでは「残り湯」を使った洗濯方法を紹介します。

    1. 洗濯機の電源を入れて、洗濯物を洗濯槽へ入れる
    2. 洗剤・柔軟剤を入れる ※洗剤・柔軟剤の量は通常通りでOKです。
    3. 市販の給水ホース、またはバケツ・洗面器で「残り湯」を入れる ※「残り湯」の量が少なくても洗濯機が不足分を自動で足してくれるので大丈夫。
    4. スタートボタンを入れていつも通りの洗濯開始

残り湯で洗濯を翌日にしてもいい?衛生面を意識した4つのコツ!まとめ

  • 洗濯時間を早くする
  • 残り湯は洗いのみに使用する
  • お風呂は体を洗ってから浴槽に入る
  • 浴槽内に浮かんだ皮脂汚れを取り除く
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